家の災害保険とはどんなもの?補償内容や保険の必要性について解説

家の災害保険とはどんなもの?補償内容や保険の必要性について解説

いつ起きてもおかしくない火事や地震などの災害、日本は地震大国でもあるため、マイホーム購入を考えている方の中には、保険に興味を持っているという方も少なくないでしょう。
それらに備えた災害保険には、火災保険と地震保険が2つあり、それぞれ補償内容が異なります。
これから、それぞれ保険の役割や補償内容、保険の必要性について解説します。
保険に入りたいけど本当に必要なのか分からない、災害に備えて保険に入りたいという方はぜひ参考にしてみてください。

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火災保険とは?補償内容についても解説

火災保険とは?補償内容についても解説

ここでは火災保険とはなにか、補償内容について解説します。
火災保険は、災害保険の1つです。
家などが損害に遭ったときのために備えておく保険のことをいいます。
災害保険は全部で2つ存在し、もう1つの災害保険は地震のときの被害に備える地震保険です。
また、火災保険は「実損払方式」を採用しており、保険料支払いの際は実際の損害費用に対応して金額が変わります。

火災保険の補償内容とは?

主な補償内容は以下の5つとなります。

火災
過失で火事を起こしてしまった場合や高電圧、落雷、ガス漏れによって起こった火災を補償します。

風災
台風や竜巻などによる屋根の破損などで起こった風災を補償します。

雹災
雹(ひょう)によって屋根などが損壊した場合の雹災を補償します。

雪災
雪による家の損壊などの雪災を補償します。

水災
雨による洪水などによる浸水などで起こった水害を補償します。
「火災」「風災」「雹災」「雪災」「水災」のほか、家の空き巣被害など、日常生活で起きてしまった損害も補償する保険会社もあります。
また、火災保険といっても火事だけではなく、風災や雪災などの気象災害の補償もしてくれるのです。
補償内容は、保険会社や契約を結ぶ際の内容によって異なるため、どんな補償が必要かよく考えて保険会社を選んだり、契約を結んだりしましょう。

火災保険で補償対象にならないもの

保険の補償対象にならないものとして、地震や津波による建物の損壊や車、現金やカードなど金銭価値のあるものなどが挙げられます。
このほか知的財産や動物、データなどの無形財産も補償対象外です。
とくに注意が必要なのが、地震や津波による災害です。
火災保険は、火事のために起こった被害を補償するのがメインなので、原則として地震によって起こった被害はたとえ火事であっても、対象外になる保険です。

火災保険の保険料を安くする方法

保険料を安くする方法として、いくつかの保険会社で見積もりをとる、保険期間をなるべく長くする、補償内容の重複に気を付けるなどが挙げられます。
ただし、保険期間を長くする場合は補償内容を忘れてしまわないように、定期的に見直すよう心がけましょう。
また、不要な補償を除外する、保険金額を調整してみるなども保険料を安くするコツの1つです。
保険を契約するときは、なるべく必要な分を無駄なく契約するようにしましょう。

まずは火事を未然に防ぐ努力を

地震や津波、竜巻などの災害と異なり、火事の場合はある程度未然に防ぐことができますが、火災報知機の設置やタバコの不始末、コンセント周りの定期的な掃除をおこない、まずは火事の原因になりそうな要素を取り除きましょう。
家庭用消火器を用意するのも良いでしょう。
盗難や放火が心配な場合は、不審者対策もしておきましょう。
また、たとえ保険に入っていたとしても、保険に入っているから大丈夫と安心してしまわないように注意しましょう。

地震保険とは?補償内容についても解説

地震保険とは?補償内容についても解説

地震保険とは、どういったものか見ていきましょう。
「地震保険」も、火災保険と同様に災害保険の1つです。
地震や津波、火山の噴火などによる火事や家の損壊などを補償する保険のことをいいます。
日本は地震の発生頻度が高い国で、いつ起きてもおかしくありません。
さらに、これらによる家の損壊は広い範囲にわたり、被害の金額も高くなってしまう可能性もあるため、加入しておいたほうが良いでしょう。

地震保険の保険料について

保険料は、住んでいる都道府県や建物の構造によって金額が異なります。
たとえば木造住宅は、コンクリート住宅や鉄骨住宅と比較すると、保険料が高くなっています。
それは、木造のほうが火が移りやすく、火事での被害が大きくなりやすいためです。
そして地震保険法に基づき、どこの保険会社で加入しても保険金と補償内容は同一になっていて、価格競争が起きない仕組みになっています。
それは、保険会社が国と一緒に補償する形になっているためです。

地震保険の割引制度について

地震保険には「築年数割引」「免震建築物割引」「耐震等級割引」「耐震診断割引」の4つの割引制度が存在します。
とくに、築年数割引は1981年6月1日以降に建てられた家が対象となっており、該当する場合が多いのでチェックしておきましょう。
また、耐震に優れた建物も該当するため、所有する建物が該当するかどうかもあわせてチェックしておきましょう。

地震保険の補償内容とは?

補償内容は、地震や津波、火山の噴火による火災や家・家財の損壊などです。
1点注意が必要で、火事は火事でも地震による火事の場合は、火災保険で賄うことができないのです。
また、火災保険に入らずに地震保険のみにはいることはできません。
そのため、地震保険に加入する場合は、火災保険と地震保険の2つ同時に契約する必要があります。

地震保険で補償対象にならないもの

補償対象にならないものとして、地震による盗難被害や門・塀だけに生じた破損などが挙げられます。
また、地震が起こった日の次の日から10日経ったあとに生じた破損は、補償の対象外になります。
そのため、なにが補償対象でなにが補償対象外か契約前にしっかりと確認しておきましょう。

火災保険や地震保険はどうして必要?必要性について解説

火災保険や地震保険はどうして必要?必要性について解説

火事や地震などの災害は、いつどこで起きるか予想できません。
必ずそれらの災害に遭うリスクはあり、被害の大きさも計り知れません。
「公的資金があるから大丈夫」と考え、保険に加入しない方も少なくありませんが、公的資金だけでは費用をまかないきれない場合もあります。
被害の大きさによっては、借金や会社の倒産などにつながる可能性もあります。
仮に、マイホームをローンで買っていて被災した場合もローンがなくなるわけではなく、払い続けなければなりません。
そのため、災害被害に遭った際に、復旧費用などを補ってくれる災害保険などの保険に加入しておく必要性があります。
また上述のとおり、地震による火事の場合は火災保険だけでは補償できず、地震保険への加入が補償の条件になります。
そのため、あらゆる災害を想定し、幅広い災害の被害が補償される保険に加入しておく必要性があるのです。
実際に災害が起きてしまった際の被害額はどれくらいで、どのような補償が必要か熟考したうえで、自分に合った保険を選択し加入しましょう。

まとめ

災害はいつ起きても不思議ではなく、明日起きるかもしれません。
そのような災害時の費用を補償してくれるのが、火災保険や地震保険の災害保険です。
保険というお守りがあると、安心感にもつながるうえ、莫大な費用を負担しなければならないという自体を免れることができます。
また、火事はある程度未然に防ぐこともできます。
まずは大前提として火事が起きないよう、日ごろから対策をするのも大切です。
マイホームの購入を考えている方は、もしもに備えて保険加入の検討をしてみてください。

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