賃貸物件での特殊清掃とは?概要やメリットをご紹介

賃貸物件での特殊清掃とは?概要やメリットをご紹介

賃貸経営を効率的に進めるためには多くの事柄を確認しなければなりません。
そのなかでも、清掃方法の1つである特殊清掃は概要や費用を事前にしっかりと把握しておかなければなりません。
そこで、ここでは賃貸物件における特殊清掃の概要、メリット、かかる費用をご紹介します。
賃貸経営をおこなっている方は、ぜひご確認ください。

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賃貸物件における特殊清掃とは?

賃貸物件における特殊清掃とは?

まず、特殊清掃とはどのような清掃方法を指すのでしょうか。
また、一般的な清掃方法であるハウスクリーニングとはどのような点が異なるのでしょうか。
ここで、特殊清掃の概要をしっかりと確認しておきましょう。

特殊清掃とは

特殊清掃は明確な定義はありませんが、一般的には「通常の清掃方法では落とすことができない汚れ・においを取り除く清掃方法」を指します。
通常の清掃方法ではおこなえないことをするため、道具は強力なものであることが多いです。
また、それを取り扱う方も特殊清掃に従事していることが多くなっています。
もし、通常の清掃方法では取り除くことが困難と判断した場合は特殊清掃の依頼が必要です。
特殊清掃を依頼する場合は以下の3点を確認しておきましょう。

●見積もり額が適正であるか
●ホームページなどに多数の実績が掲載されているか
●不用品や遺品の処分に対応しているか


これらを満たしていると自分でおこなう作業が少なくなり、効果的な賃貸経営がおこなえます。
依頼前には必ずこれらポイントをご確認ください。

特殊清掃とハウスクリーニングの違いとは

まず、ハウスクリーニングとはカビの汚れ落としやゴミ処分など一般的にもおこなえる作業をおこなうサービスです。
そのため、使用する道具などもホームセンターなどで購入できる物であることが多くなっています。
ですので、ハウスクリーニングは単純に自分が清掃をおこなう手間を省くサービスと言えますね。
ハウスクリーニングは入居者が退去する際や次の入居者が入る前など定期的におこなうことが多いため、依頼する業者は事前に選んでおきましょう。
ハウスクリーニングで落ちないような汚れが生じていると判断した場合は特殊清掃への依頼を進めるといった流れが基本的です。

特殊清掃の事例

特殊清掃は汚れを自分で判断することも必要ですが、お部屋がそうなった状態で決めることも多いです。
とくに、お部屋での孤独死、殺人や自殺など遺体が残っているものが例として多くなっています。
遺体が長時間放置していると付着力が強い血液や体液、充満する腐敗臭が出てしまうことが原因です。

もし、管理している賃貸物件で遺体が長期間残っている状況になった場合は特殊清掃の依頼を検討していきましょう。
また、この際に遺品整理も同時に依頼することも多いです。
上記のような事例であれば亡くなった方の遺品がお部屋に残っていますが、それにもにおいが付着しています。
そのため、遺品の消臭も同時におこなってくれるのです。
ただし、会社によっては遺品整理はおこわないといったこともあるため、どのようなサービスをおこなっているかは依頼前に必ずご確認ください。

賃貸物件で特殊清掃を依頼するメリットとは

賃貸物件で特殊清掃を依頼するメリットとは

ここまで特殊清掃の概要をご紹介しましたが、特殊清掃にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここで、代表的な3つのメリットを確認し、自身の賃貸経営に効果的であるのか判断していきましょう。

メリット①強力な消臭をおこなえる

前述のとおり、特殊清掃は遺体の放置など独特なにおいに対処することができます。
独特なにおいに対処できる理由は、専門家による効果的な作業と強力な薬剤の利用の2点からです。
まず、特殊清掃をおこなう方は普段から特殊な状況での清掃をおこなっており、どのような作業が効果的であるのかを把握しています。
また、専門家が使用する道具はオゾン脱臭機など道具自体の性能も高いです。
そのため、特殊清掃とは強力な消臭をおこなえます。
においは次の入居者のために確実に取っておかなければなりません。
賃貸経営で重要な入居者の確保につながるため、消臭はしっかりとおこなっておきましょう。

メリット②清掃時間が短い

もし、遺体の放置などで生じた汚れ・においを自分で対処しようとすると、とても長い時間がかかってしまいます。
しかし、早く清掃しないと次の入居者を探すことができません。
また、周辺のお部屋ににおいが入ってきてしまう場合はクレームなどにつながる可能性があります。
そのため、清掃はなるべく短い時間でおこなうことが重要です。
そして、特殊清掃へ依頼すると専門家による作業であるため短時間で終了しやすくなっています。

賃貸経営を効率的に進めるためには、自分にかかる手間をなるべく削減することが必要です。
賃貸経営を進めるうえで特殊清掃は大きなメリットになることをご認識ください。

メリット③不用品の処分がおこなえる

不用品の処分は遺族の方などがおこなうことが一般的ですが、遺体の放置などが起きると一般人は入れないような状況であることも多いです。
また、亡くなった方のお部屋に入りたくないといった方もいます。
そこで、特殊清掃では遺品の整理もおこなってくれることが多く、不用品の処分の観点でも大きなメリットです。
もし、遺族の方がいらっしゃる場合は残しておきたいものと不用品をしっかりと聞いたうえで手続きを進めていきましょう。

賃貸物件における特殊清掃の費用とは?

賃貸物件における特殊清掃の費用とは?

ここまでで特殊清掃を依頼しようとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、実際に依頼する際には費用を考えなければなりませんよね。
ここで、管理している賃貸物件で特殊清掃を依頼する際、どのぐらいの費用をかかるのか確認しておきましょう。

特殊清掃の費用はどこで変動する?

特殊清掃の費用はお部屋の大きさと汚れ・においの大きさ(清掃内容)によって変動します。
もちろん、依頼する会社によっても変動するため、あくまでも一般的な相場としてご確認ください。
こちらの相場よりも極端に高い場合は依頼を避けることがおすすめです。
また、依頼をする前に複数の会社に見積もりを取り、もっとも良いものを選んでいきましょう。

間取り別による費用

一般的には間取りが広いほど費用が高くなります。
もし、汚れが1部屋の場合でもにおいは部屋中に充満するため、広さと費用は基本的に比例すると考えておきましょう。
具体的な費用相場は、1R・1Kで7~30万円となっています。
清掃時間は1~3時間、消臭時間は4~6時間です。
次に、1LDK~3LDKは13~50万円となっています。
清掃時間は4~8時間、消臭時間は12~48時間です。
最後に、4LDK以上の場合は20~60万円となっています。
清掃時間は6~12時間、消臭時間は24~72時間です。
4LDK以上の場合は費用だけでなく清掃時間も長くかかるため、なるべく早く依頼をしておきましょう。

汚れの大きさ(清掃内容)別による費用

こちらの相場費用は汚れがひどくなるほど大きくなるため、上限相場があまりありません。
一般的には、汚れ箇所の広さと放置時間と比例します。
具体的な相場は床清掃が3万円以上、オゾン消臭が3万円以上です。
また、遺体の放置によって害虫が大量に発生している場合は害虫駆除代金として1万円以上となっています。
汚れの状況で費用は大きく異なるため、前述のように特殊清掃は必ず見積もりを取っていきましょう。

まとめ

今回は賃貸物件における特殊清掃の概要、メリット、かかる費用をご紹介しました。
賃貸物件を進めるなかで特殊清掃による強力な効果を用いないと解決できない問題が出てきます。
事前に依頼する会社を選定しておき、手続きや依頼がスムーズにおこなえるようにしておきましょう。

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