賃貸物件は温水洗浄便座付きがおすすめ!メリットや後付けについてチェック

賃貸物件は温水洗浄便座付きがおすすめ!メリットや後付けについてチェック

温水洗浄便座(ウォシュレット)は一戸建てや賃貸物件を問わず広く普及しており、現在は人気の設備として多くのトイレに導入されています。
おしりをやさしく洗浄してトイレットペーパーを使う回数も少なくなるなどメリットが多いため、温水洗浄便座付きを条件として賃貸物件を探す方も少なくないでしょう。
この記事では温水洗浄便座のメリットや取り付けの対応、故障に関しての費用負担についてご紹介いたします。

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温水洗浄便座付きの賃貸物件を選ぶメリット

温水洗浄便座付きの賃貸物件を選ぶメリット

温水洗浄便座が設置されていない賃貸物件でも、自分で便座を購入し取り付けることは可能です。
しかしこれから引っ越しを控えている方は、最初から設備として導入されている賃貸物件をおすすめします。

温水洗浄便座は自分で取り付けると修理・交換費用が自己負担になりますが、最初から付いている賃貸物件であれば、取り決めがない限り大家さんや管理会社の負担で修繕できます。
まずは本当に温水洗浄便座が必要であるか、使うことによるメリットをチェックしてみましょう。

温水洗浄便座のメリット①:肌への負担が少ない

温水でおしりをきれいに洗うことによって、トイレットペーパーで拭く回数が減ることが温水洗浄便座の大きなメリットです。
拭きすぎを防ぎ肌への負担も減らせるだけでなく、ついトイレットペーパーを使いすぎてトイレの詰まりが心配な方でも、温水洗浄便座を使って拭く回数を減らすことで解決します。

温水洗浄便座のメリット②:感染病の防止になる

拭く回数が減ることもメリットですが、温水洗浄便座は手に付いてしまう菌の数を減らすことも可能です。
トイレから感染の可能性がある菌で代表的なものは、便に含まれている「ノロウイルス」が挙げられます。

直接手に付かなくても、ノロウイルスは便に手が近づいても付着する可能性があり、手洗いを徹底するなど十分な注意が必要です。
温水洗浄便座は拭くよりも先に温水で流せるため、接触の機会を減らせることから、感染病の防止につながるといえるでしょう。

温水洗浄便座のメリット③:温かみがあり心地良い

冷たい便座に座ることが嫌で、便座カバーや便座シートを付けている方も多いでしょう。
しかし便座カバーは定期的に洗う必要があり、汚してしまってはすぐに取り替えなくてはなりません。
その点温水洗浄便座は座る部分の温度調整ができ、汚れてもすぐに拭けるため、冬でも手軽に温かい便座に座れます。

賃貸物件に温水洗浄便座を取り付ける方法

賃貸物件に温水洗浄便座を取り付ける方法

温水洗浄便座は、一度使ったら通常の便座に戻れないという方も多いほど魅力的な設備です。
現在住んでいる賃貸物件や引っ越し先に温水洗浄便座が付いていなくても、自分で便器を購入し取り付けることも可能です。

しかし賃貸物件は大家さんの所有物であるため、基本的に電気・水道設備の変更は無断でできません。
退去時にトラブルとならないために、取り付け前には大家さんや管理会社へ相談することが大切なポイントです。
相談の時点で退去時の原状回復や取り外した便器の保管についても確認しておきましょう。
リモコン部分を壁に設置する商品を購入したい場合は、設置だけでなく壁に穴を開ける許可も得る必要があります。
また温水洗浄便座は自分で取り付けることも可能ですが、水漏れなどのトラブルが発生する可能性があるため、専門会社への依頼を強くおすすめします。

取り付けや修理費用は原則自己負担

最初から温水洗浄便座が付いていない賃貸物件で後付けした場合、事前に許可を得ていてもかかる費用はすべて自己負担が原則です。
修繕や交換には多額の費用がかかることが予想されるため、保証期間を伸ばすオプションを付けることも負担を削減する方法の一つです。
賃貸物件によっては、退去時に温水洗浄便座をそのまま置いていくという条件で設置・修理費用を負担してくれることもあります。
退去時に温水洗浄便座を取り外して元の便座に戻すとしても、取り付けの際は必ず管理者に確認しておきましょう。

温水洗浄便座が取り付けられない賃貸物件

大家さんや管理会社から許可を得られないケースは比較的少ないですが、賃貸物件の間取りによってはそもそも温水洗浄便座が取り付けられないこともあります。
基本的に温水洗浄便座はコンセントがあれば設置可能な設備ですが、浴室と洗面台が同じ空間にあるユニットバスではコンセントがないことが多いため設置できません。
別の部屋から延長コードを使用して設置することも安全面から禁止されています。
たとえトイレにコンセントがついていたとしても、ユニットバスは湿度が高い場所であり温水洗浄便座も防湿仕様の商品でなくては使えず、設置費用が高額になりがちです。

賃貸物件の温水洗浄便座が故障した際の対応

賃貸物件の温水洗浄便座が故障した際の対応

自分で取り付けた温水洗浄便座の修理費用は自己負担ですが、最初から温水洗浄便座が付いている賃貸物件で故障してしまった際の修理費は、基本的に大家さんや管理会社の負担になります。
そのため、速やかに連絡して対応を待つことが大事です。
連絡前に写真を撮影したり型番を確認することで、スムーズに修理の日程も決まるでしょう。

ただし温水洗浄便座が前の住人が残した残置物であったり、無理な扱いをして壊してしまったりする場合は修繕費が入居者の負担になる可能性があります。
残置物は賃貸物件の設備ではないことから、管理者は修理の義務を負いません。
残留物の有無は契約書や重要事項説明書に明記されているため、とくにエアコンや温水洗浄便座に関しては入居前に確認しておくことが大切です。

自分で交換した温水洗浄便座が故障した際の対応

賃貸物件の設備ではなく自分で取り付けた温水洗浄便座が故障してしまった場合は、大家さんへの連絡は不要です。
保証期間であれば、メーカーや販売元に連絡して修理してもらいましょう。
ただし、温水洗浄便座の故障で水漏れが発生した場合は大家さんへ連絡する必要があります。
拭くだけですぐに渇く程度であれば問題ありませんが、水が床に染み込んでしまうと下の階まで漏れたり床が傷んでしまうこともあるため、修繕費が発生する可能性もあるでしょう。
下の階に漏れていないからと放置していると、退去時に傷みが見つかって多額の修繕費を請求されることもあります。
またタンクや便器など取り付けた便座以外の部分が故障(ひび割れなど)してしまった場合は、賃貸物件の設備であるため故意でない限り自己負担にはなりません。
原因や状況によっては火災保険で対応できるケースもあるため、万が一に備えて今一度補償内容を確認しておくことをおすすめします。

管理者が対応してくれない場合にできること

備え付けの温水洗浄便座が故障した際は大家さんの負担で修理するものですが、なかなか連絡がつかなかったり早急な修繕が必要な場合は、一度支払った修理費を管理者に請求することが可能です。
この点は「賃借人による費用の償還請求」を定めた民法第608条に規定があります。

部屋の設備の修繕は賃貸人の義務でもあるため、遠慮することなく速やかに連絡しましょう。
ただし入居者の故意・過失で故障した場合の修理費用は対応してもらえない可能性も高いです。

まとめ

温水洗浄便座が付いていない賃貸物件でも、管理者の許可があれば後付けが可能です。
かかる費用やは自己負担となってしまいますが、大家さんが設置に前向きであれば費用を負担してくれる可能性もあります。
しかし専門会社に依頼するなどの手間があるため、次に引っ越す際は最初から温水洗浄便座が付いている賃貸物件を選んでみてはいかがでしょうか。

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