部屋の方角を左右する鬼門・裏鬼門とは?方角のメリット・デメリットも解説

部屋の方角を左右する鬼門・裏鬼門とは?方角のメリット・デメリットも解説

家を建てたり引っ越しをしたりする際、お部屋の方角というのは意外と大切です。
なぜなら、方角によっては日差しが当たらなかったり、逆に当たりすぎたりすることも考えられるからです。
そうなると、少しの違いでも生活の利便性に大きな影響を与えかねません。
せっかくなら、快適な生活を送りたいものですよね。
今回の記事では鬼門・裏鬼門についてや、どの方角がいいのかを解説していきます。
自身の生活スタイルと照らし合わせながら決めていきましょう。

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部屋の方角を表す鬼門や裏鬼門とは?

部屋の方角を表す鬼門や裏鬼門とは?

鬼門や裏鬼門とは特定の方角を表した名称で、忌むべき方角とされています。
事の由来は陰陽道にあり、北東の方位が鬼門で、南西の方位が裏鬼門と呼ばれています。
なぜそんなに忌み嫌われていたのかというと、陰陽道の世界では不安定な場所であると言われているからです。
具体的には、北と西を陰、東と南は陽とするよう定められており、北東と南西は陰陽の境目となります。
陰陽道の世界では陰陽の境目は陰と陽をさまよう不安定な方角であり、鬼が出入りする方角とされ、それ以来忌み嫌われるようになりました。

鬼門と裏鬼門の調べ方

鬼門と裏鬼門の調べ方は2つあります。
1つ目は、建物の中心を0度とし、15度〜75度までが鬼門、195度〜255度の間が裏鬼門と考える調べ方です。
2つ目は、すべての方位を均等に分けるやり方で、その場合は鬼門が22.5度〜67.5度で裏鬼門が195度〜255度となります。
しかし、現状の建築技術は非常に高度になってきており、凹凸のある建物の中心点を決めることが難しくなってきています。
くわえて、家相の流派や人によって算定方法が異なるため、少しのずれで全く違う結果になることもあるのです。
家相とは土地や建物の間取りの方位によって運勢を占う考え方であり、身近なところでいえば神社で買うおみくじのようなものととらえてください。
つまり、どの方位にあるかで縁起がいい(大吉)などを決めるツールの1つということです。

鬼門と裏鬼門が与える影響

鬼門と裏鬼門にものがあるからといって、何かしらの影響が出ることはありません。
現代においては迷信程度にとらえておきましょう。
家相では、「鬼門と裏鬼門には三備を設けず」という言葉があります。
三備とは「トイレ・玄関・キッチン」のことです。
三備は生活必需品であるため、鬼門や裏鬼門に置くと、家相が凶相になると言われています。
ただ、寝室、子ども部屋、書斎といった家相への影響が少ないものは置いても問題ないとされています。
気にしすぎる必要はありませんが、鬼門や裏鬼門について意識して配置を考えれば精神的にもかなり安定するでしょう。
何より、鬼門や裏鬼門に三備があるからと言って精神的に不安定になったり、考えすぎたりすることが一番体に良くないので、考えすぎずに暮らすことが大切です。

部屋の方角ごとのメリット

部屋の方角ごとのメリット

ここでは、東西南北それぞれの方角におけるメリットをご紹介していきます。
実は東西南北それぞれにおいて、日当たりが部屋決定の鍵を握ります。
あなたの生活スタイルによってどの方角がおすすめなのかは変わっていきますので、自身にはどの方角が合うのか考えてみましょう。

西向き

西向きは午前中には日が差し込まないので、夏でも比較的涼しく、日当たりもよいです。
また、西日は太陽の位置が低く、日光が部屋の奥まで入りやすいので冬の季節でも自然と暖かさを感じることができます。
実は、日照時間も西向きが一番長いのですが、それ程人気ではないのが意外ですね。
朝はゆっくり過ごして、午後から活発に活動したい方にはおすすめです。
朝に外を眺めながらゆっくりと読書を楽しみたい方には、理想的な方角でしょう。

東向き

東向きは西向きとは反対に午前中に日が差し込み、しっかりと体に光を認識させることができるため、睡眠の観点からは非常に大きな利点です。
冬場も日光が差し込むため部屋の温まりも早く、体調を整えるうえではかなりの好条件が揃っていると言えます。
朝活が好きで、日中は外に出て、翌日の朝活に備えて早く寝るような方は東向きが向いているでしょう。
朝は日の光で起きて、元気に一日のスタートを切りたい人には理想の方角ですね。

南向き

南向きは一日中満遍なく日が差すので、長くお仕事や他の活動を続けたい方にはおすすめです。
午前午後問わず日が差し込むので、体調管理もしやすく、急激な光が差し込むことも少ないので、安定した活動量が維持できます。
南向きはどの方角と比べても一番の人気を誇ります。
多くの方におすすめできる方角であり、安定的に物事をこなしていきたいと思っている方には生活のしやすさからも理想の方角であると言えるでしょう。

北向き

北向きは一年を通して比較的涼しく過ごせます。
最大の特徴は、他の方角の場所に比べて家賃が安いところであり、夏の暑い季節を苦手とする方は過ごしやすいでしょう。
ただ、人気度としてはイマイチなところが現実です。
基礎代謝が高く、とにかく涼しさを追求している方には理想の方角です。

部屋の方角ごとのデメリット

部屋の方角ごとのデメリット

ここでは、東西南北それぞれにおけるデメリットをご紹介していきます。
メリットを見て決めがちですが、デメリットもしっかりと理解しておくことで良い選択ができます。
あとからデメリットに気づくと損した感覚になりがちなので、そんな思いはしないように、あらかじめきちんと把握しておきましょう。

西向き

西向きは午後にかけて一気に日が差し込んできます。
夏はとくに、西から差し込む西日が眩しく、暑くなります。
夕方ごろにゆっくり外を眺めたいといった希望がある方の場合、西向き以外がおすすめです。
西向きの場合はたとえば、夕方に外を眺めながら読書をするといった行為は厳しくなることが多いでしょう。

東向き

東向きも西向きと同様に、夏はとくに気温が上がりやすいです。
午前中に日が差し込みますが、午後には全く日が差し込まないので、洗濯物などを干す際には注意が必要でしょう。
日に左右されたくない方には東向き以外がおすすめです。
朝が苦手な方には日光が苦痛となることもあるでしょう。

南向き

南向きは人気なのもあり、他の方角に比べて家賃が高いことが特徴です。
生活のしやすさからも南向きを選ぶ方が多いようで、家賃はそこまで気にしないから住みやすさを優先にしたい、という方には南向きがおすすめです。
ただ、家賃に家計を圧迫されることも、場合によってはあるでしょう。
そのため収支管理も大切になってきます。

北向き

北向きは日当たりの関係で水まわりにカビが繁殖しやすいです。
日当たりが悪いので、水まわりを濡れたままにしておくと知らないうちにカビが増えているということもあり得るでしょう。
ただ、そのような事情も含めて家賃も安めに見積もられていますので、とにかく安さを追求したい方にはおすすめです。
水道まわりは定期的に確認してお掃除をするようにすると、いい具合にデメリットも相殺できます。

まとめ

今回は、鬼門・裏鬼門と方角ごとのメリット・デメリットについて解説しました。
実際のところ、方角に関して重要なのは日当たりです。
日当たりの違いによって、いつ日光が差してくるのか異なるので、生活スタイルに大きな影響を及ぼします。
鬼門・裏鬼門に関しては、おみくじでいう大吉、末吉のような運気を左右する縁起物という形で認識しておきましょう。
自身の生活スタイルにあった快適な生活が送れるのはどの方角なのかをしっかりと考えて、後悔のない間取り決定をしていきましょう。

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