街角でも見かける機会の増えた防犯カメラですが、アパートやマンションなどの賃貸物件でも徐々に導入するところが増えてきました。
入居率を上げることにつながるメリット、カメラの撮影する範囲やどのような種類が良いのか、導入前の注意点と合わせてご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸物件に防犯カメラを設置するメリットとは?
多種多様な軽犯罪が増えつつある近年では、女性のみならず、幅広い層の方々に防犯への強い意識が広まりつつあります。
居住空間の安全を高めてくれる防犯カメラを求める声が増えている今、設置するメリットとは何かを、改めて考えてみましょう。
不審者侵入!自転車盗難!犯罪への強力な抑止力につながる!
1番のメリットは、空き巣や不審者の侵入や自転車や郵便物の盗難などの犯罪防止に直結し、入居者が安心して暮らせる環境を守ってくれる点です。
空き巣は室内への侵入に5分以上かかりそう、すぐに自分だと特定されてしまいそうと思う家は狙いにくいと言われています。
防犯カメラの存在がわかるように設置するだけで、侵入や盗難などの犯罪を未然に防ぐことができるのは、入居者にとっても管理する大家さんにとってもメリットです。
犯罪者は突発的に犯罪を犯すのではなく、あらかじめ下見をするとも言われているため、外から見える位置に設置することで、安全性の高い物件であると知らしめられるでしょう。
不法投棄や落書きなどからも物件を守れる!
外壁への落書きなどのイタズラ行為や、入居者以外の人物によるゴミの不法投棄も、防犯カメラを設置することで抑止することが可能です。
存在を主張するかのような落書きなどのイタズラ行為は、誰がやったかわかる設備が整えられている場所にする方はおらず、自分だと知られる危険はないと思うからこそ、何度も行為に及ぶのだそうです。
また、入居者以外がゴミを捨てに来たり、粗大ゴミを放置して行くなどの行為も、人の目があるとわかるだけで被害に遭う確率を減らすことができます。
不法投棄されてしまったとしても、録画映像が証拠として残されていれば犯人をあとから特定することもできるため、泣き寝入りになってしまうことも防げます。
入居者が退去を思い留まる強い抑止力ともなる!
若い世代から高齢者まで、女性も男性も防犯への意識が高まり、より安全性の高い物件を探されるようになりました。
立地や周辺環境の良し悪しも選ぶ基準となりますが、物件のセキュリティーという意味では、防犯カメラの設置は強力なプラスポイントです。
常に監視の目があるというだけでも防犯性は高くなり、入居者の安心につながるため、入居者の退去率を下げられるでしょう。
さらに、賃貸物件を探す方から見れば、カメラの有無で絞り込みをするため、より入居希望者を集めやすいとも言えます。
賃貸物件に設置する防犯カメラの種類や撮影すべき場所とは?
入居率と防犯性を高めてくれる防犯カメラですが、どこに向けて設置するか、見た目や性能の違うどの種類のカメラが良いかを知っておきましょう。
防犯カメラの設置場所はどこがベスト?おすすめの場所をご紹介!
カメラをどこに向けて設置したほうが良いのか、気になる場所は多々ありますが、建物の内と外それぞれのおすすめ場所は4点です。
まずは建物の外側ですが、イタズラのされやすいゴミ置き場や駐輪場・駐車場に向けると、犯罪の抑止力となってくれるでしょう。
とくに出入りする全身が撮影できる位置や顔が判別できる角度など、複数から撮影できると、より防犯性を高めることができます。
建物の内側では、入口やエントランスで人の出入りを把握し、死角の発生しやすいエレベーター内やエレベーターホールもおすすめの設置場所です。
ただし、入居者にとって安心できる設備であると同時に、威圧感を受けてしまうこともあるため、プライバシーの侵害と思われないよう気を付ける必要があります。
カメラの種類は何がおすすめ?設置場所によって違う種類が良い
人感センサー付きやライトが付属しているもの、映像の解像度の良さなど、防犯カメラは種類が豊富にあるため、最初は何を選んで良いか判断しにくいでしょう。
カメラは大きく分けると2つあり、バレット型カメラと呼ばれる存在感のある屋外に適した種類と、ドーム型カメラと呼ばれる威圧感の少ない種類があります。
バレット型カメラは、筒型の構造に防水性・防塵性、夜間撮影にも適した暗視機能が付いており、屋外に適した種類です。
ドーム型は天井に黒い半球体が飛び出ているような形状をしており、威圧感が少ないうえに、撮影可能範囲が広い点が特徴です。
一般的には、200〜400万画素ほどで十分鮮明な映像が撮影できると言われており、犯罪が起きやすい夜間撮影にも対応できるよう暗視機能が付いているとより安心できるでしょう。
もちろん、カメラ本体だけでは意味はなく、映像を確認するモニターやデータを保存するレコーダーも必要となります。
24時間撮影の1か月分の録画データを保存するならば、約5,000GB〜1TBほど保存できるレコーダーがあれば十分でしょう。
インターネットに接続してクラウド上にデータを保存する場合には、このレコーダーや接続ケーブルなどが不要となります。
賃貸物件の防犯カメラトラブル対策!設置における3つの注意点
犯罪防止になるからといって、管理する側の好き勝手に撮影を開始すると、入居者との間でトラブルに発展してしまうなどのケースがあります。
防犯カメラを設置する前に確認しておくことや何に気を付けるべきかなど、3つの注意点からご紹介します。
撮影範囲・データの保存などの運用規則への注意点
賃貸物件に防犯カメラを設置するために、どのような目的で設置するのか、どこを撮影するのか、録画映像の保存期間や取扱方法などの運用規則をしっかりと定めましょう。
人物が特定できる映像は個人情報に該当するため、個人情報保護法により、データを正しく扱うことを求められます。
映像を閲覧できる対象を制限し、要望があった際にどこまで開示するか、保存期間や記録方法などを決め、いざという時に対応できる体制を整えましょう。
入居者から許可をもらう前に録画開始してはいけない!
注意点は、入居者が不快な思いをしないよう、カメラ設置の目的や撮影範囲などをご説明する前にカメラ自体を設置してしまわないことです。
前項でもご紹介したように、人物が特定できる情報は個人情報に該当するため、撮影される入居者にはあらかじめ運用規則や設置場所などの詳細を説明し、許可をいただきます。
防犯意識と同様にプライバシーの侵害に対する意識も高まっていることから、事前連絡もなく防犯カメラを設置してしまうと、入居者との間でトラブルに発展してしまうかもしれません。
外から見える位置にステッカーを貼り付けるとより効果的!
カメラの存在は意外と見つけにくい場合もあるため、防犯カメラが作動していることを知らせるステッカーを建物の外からでも見える位置に貼り付けておくと、より犯罪の抑止力となります。
常時撮影していると入居者以外の外部の方々へのメッセージにもなり、犯罪者にとっては強い警告として役立つでしょう。
ステッカーはさまざまなタイプがありますが、赤や黄色など目立つ色や大きさのものを選び、日本語以外の言語でも翻訳されていると、さらに防犯性が高まります。
まとめ
防犯カメラは、セキュリティの高さや安全性を訴えかけ、他の賃貸物件との差別化を図るには最適な設備です。
入居者のプライバシーに配慮しつつ、安全な賃貸経営がおこなえるように設備の見直しを考えてみてはいかがでしょうか。
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