賃貸物件に住んでいて、風通しが悪いと感じたことはありませんか?
賃貸物件を内見する際、日当たりや設備などをチェックすることはあっても、風通しについてチェックすることは少ないかと思います。
しかし、風通しが悪いことによるデメリットは、想像以上にたくさんあるのです。
そこで今回は、風通しの悪い賃貸物件の特徴やデメリット、どのような対策があるのかについてご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸物件の風通しが悪いことによるデメリットとは?
賃貸物件に住んでから、風通しが悪いと感じることは少なくはありません。
実際に、風通しの悪い賃貸物件に住むことによって、どのようなデメリットが生じてしまうのかご紹介します。
結露が発生しやすくなる
そもそも、結露とはどのような状態を指すのでしょうか?
結露とは、室内の空気が急激に冷えることによって、空気中の水蒸気が水分に変化する現象です。
風通しの悪い賃貸物件は室内に空気が溜まりやすく、さらに溜まった空気に湿気が帯びてしまうため、結露が発生しやすい状態となります。
結露を放置していると、壁紙や建具、家具などににカビが発生してしまい傷みの原因となってしまうのです。
そして、クローゼットの中に結露が発生すると、衣類にもカビが発生しまいます。
また、電源ケーブルなどに結露が発生すると、漏電や火災の原因となりますので危険です。
健康トラブル
結露が発生するとカビの原因となり、建具や家具などが傷んでしまうのがデメリットですが、健康面にも被害が及ぶ可能性があります。
見える場所にカビが発生した場合は、すぐにカビを処理することができますが、家具の裏側などの見えない場所にカビが発生してしまうと、気づかずに放置しがちです。
カビだけにとどまらず、気温が高い時期はダニも発生しますので、とくに厄介でしょう。
カビやダニは、アレルギーや皮膚トラブル、喘息などの原因となってしまい、健康トラブルを引き起こしてしまうことも大きなデメリットといえます。
においがこもってしまう
風通しが悪いことで、部屋の空気が循環しないため、においがこもりやすくなるのもデメリットです。
さらに、カビが発生していると、カビのにおいが部屋中に充満してしまいます。
キッチンや洗面台の収納やクローゼット、下駄箱など、扉を開けたときに嫌なにおいが漂うのは、風通しが悪いことも原因です。
洗濯物が乾きにくい
梅雨の時期などは、部屋干しする機会が多くなると思いますが、風通しの悪い賃貸物件は洗濯物が乾きにくくなります。
洗濯物が乾きにくいことによって、洗濯物に残った汚れや雑菌が繁殖して、においの原因にもなってしまうのです。
熱がこもる
風通しの良い部屋は夏の猛暑以外、窓を開けることによって部屋の中が涼しくなりますので、快適に過ごすことができます。
しかし、風通しの悪い部屋は、熱い空気が部屋にこもってしまうのがデメリットです。
気温がさほど高くなくてもエアコンをつける機会が多くなり、電気代もかさんでしまいます。
風通しの悪い賃貸物件の特徴とは?
風通しの悪い賃貸物件には多くのデメリットがあることが分かりました。
できるだけ風通しの良い賃貸物件を選ぶためにも、風通しの悪い物件の特徴を知ることが大事です。
それでは、風通しの悪い物件にはどのような特徴があるのか、チェックしていきましょう。
部屋の片面にしか窓がついていない
風通しの良し悪しは、窓で決まるといっても過言ではありません。
部屋の対面に窓がついていると、風の抜け道ができて風通しが良くなるのです。
対面ではなくても、部屋に2つ窓がついていると湿気がこもりにくくなります。
しかし、片面にしか窓がついていない場合は、おのずと風通しが悪くなってしまうのです。
とくに、ワンルームだと部屋の片方にしか窓がついていない場合が多く、風通しが悪くなってしまいます。
同じワンルームでも角部屋の場合は窓が2つ以上ついていることが多いので、角部屋と中部屋が空いている場合は、角部屋を選ぶと良いでしょう。
窓が廊下などの共用スペースに面している
風通しの悪い賃貸物件は、窓が廊下などの共用スペースに面しているのが特徴でです。
部屋に窓がついていても、廊下に面している場合、窓を開ける機会は少ないでしょう。
開けることができない窓は、採光のための、はめごろしの窓と同じです。
そうなると、おのずと風通しが悪くなり、部屋の空気がこもってしまいます。
隣の建物が隣接している
風通しの悪い賃貸物件は、窓がある場所の隣に建物が隣接しているのが特徴です。
窓がある場所の隣にすぐ建物がある場合、窓があったとしても風の抜けが悪い場合が多く、風通しが悪くなってしまいます。
また、すぐ隣の建物と窓が対面しているケースでは、プライバシーの問題上、窓を開ける機会が少なくなりますので、さらに湿気がこもってしまうでしょう。
内見の際にチェックすべきポイント
賃貸物件を内見する際、日当たりや設備面などをチェックすることは多いのですが、風通しの良さをチェックする方はあまり多くはありません。
住んでから湿気などに悩まされないためにも、これから賃貸物件を探す際は、上記のような風通しが悪い特徴がある物件は避けましょう。
内見の際にチェックすべきポイントとしては、窓の数や窓の位置、開けることができる窓かどうかという点です。
部屋の他にも、湿気が溜まりやすいトイレやお風呂場、キッチンの横に窓がついていることもチェックポイントとしてあげておきます。
また、24時間換気システムがついた賃貸物件は、窓が少なくても部屋の空気を入れ替えることが可能なのでおすすめです。
風通しの悪い賃貸物件での対策とは?
これから賃貸物件を探すという場合は、上記でご紹介したような風通しの悪い物件を避けることが重要です。
しかし、すでに風通しの悪い賃貸物件に住んでいるという場合は、あきらめるしかないのでしょうか。
最後に、風通しの悪い賃貸物件での対策をご紹介します。
換気扇やサーキュレーターを回す
風通しの悪い部屋は、湿気がこもりやすいのが最大のデメリットです。
そのため、部屋の換気はとても重要な対策の一つとなります。
キッチンやトイレ、お風呂場の換気扇を活用して、部屋の空気を循環させるようにしましょう。
備え付けの換気扇だけで効果が薄い場合は、サーキュレーターの活用が効果的です。
窓の近くにサーキュレーターを設置して、部屋の空気を窓の外に出すようにすると部屋の空気が循環します。
玄関のドアや窓を開ける
風通しの悪い賃貸物件の特徴として、窓が廊下などの共用部に面しているという点をご紹介しました。
防犯面から窓を開けることができず、風通しが悪くなるのがデメリットです。
しかし、せっかく窓がついているのに閉めっぱなしというのはもったいないですよね。
防犯上、常に窓を開けておくことは危険ですが、一日に数十分開けるだけでも換気はできます。
また、窓が一つしかない場合、風の抜け道がないため湿気がこもってしまいますが、対面に玄関のドアがある場合は上手に活用しましょう。
一定時間、窓と玄関のドアを開けるだけでも部屋の空気を入れ替えることが可能です。
空気清浄機を活用する
風通しの悪い賃貸物件は、においがこもりがちなのがデメリットです。
部屋のにおいは、窓を開けて空気を入れ替えることが効果的ですが、梅雨の時期などはとくに窓を開けることが難しくなります。
窓を開けることが難しい場合は、空気清浄機を活用すると空気がきれいになり、においを取ることも可能です。
除湿機能付きの空気清浄機だと湿気を防ぐことができますので、さらに効果的といえるでしょう。
まとめ
今回は、風通しの悪い賃貸物件の特徴やデメリット、対策についてご紹介しました。
これから賃貸物件を探すという場合は、風通しの悪い物件の特徴をしっかり把握して、風通しの良い物件を選びましょう。
また、すでに風通しの悪い物件に住んでいて、湿気やにおいなどでお悩みの場合は、今回ご紹介した対策を試してみてください。
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